MAG (マイン・アドバイザリー・グループ) は、世界各地のコミュニティーのために地雷や不発弾などの紛争残存物の除去を行っている、中立かつ公平な人道支援団体です。MAG は1997 年度ノーベル平和賞の共同受賞者であり、それは1997年の対人地雷禁止条約の下地となった地雷禁止国際キャンペーン (ICBL) への貢献に対して授与されました。この国際協定は対人地雷禁止のための協定で、時にオタワ条約として知られています。
MAGは現在紛争が続いている、もしくはかつて紛争があった地域に入って紛争の残存物を取り除くことによって復興を可狽ニし、影響を受けた地域社会の開発を後押しします。MAGは地元コミュニティーと協議しながら、地雷その他の紛争残存物による死傷事故の脅威を取り除くいっぽう、安全が回復された土地やその他の重要資源を地元のひとびとに戻し、それらの国々が自身の社会的、経済的ポテンシャルを最大に伸ばせるよう、復興、開発に向かって働きかけます。
MAGは1989年以来世界35カ国にその活動を展開し、現在もアンゴラ、ブルンジ、カンボジア、チャド、キプロス、コンゴ民主共和国、イラク、ラオス、レバノン、コンゴ共和国、スリランカ、スーダンおよびベトナムで働きかけています。

〔スーダンのマグウィ小学校で、地雷および不発弾のリスク回避教育を行うMAG コミュニティー連絡窓口のスタッフ。〕
MAG(マイン・アドバイザリー・グループ) の目標
• 戦乱(紛争)によって荒廃したコミュニティーに、革新的な手段を取り入れることによって人命救助を図り、将来を建設します。
• 諸政府や団体が基金調達を通じ、戦乱(紛争)により影響を受けたコミュニティーのニーズに向けて、MAGの活動への権限付与に動きかけてくれるよう図ります。
• 私たちが遂行する、影響度主導型のアプローチを共有するパートナーと協力し、ひとびとが、戦乱(紛争)がもたらした貧困から抜け出せるよう図ります。
• 戦乱(紛争)の残したものが引き起こしている、より広範な問題に効率よく対応するために、公共の関心を呼び覚まし、かつ献金を求めます。
当団体の全般目標である人命救助、将来建設を達成するために、MAGは漸進的かつ権限付与可煤A応答性を持った、反響度主導型のアプローチをとっています。
死亡や傷害の脅威が取り去られれば、たとえばここスリランカのコミュニティーなどでは、ひとびとの日常生活への復帰が可狽ニなります。
MAG(マイン・アドバイザリー・グループ) のしくみ
MAGの目的は、地元に必要なノウハウ、戦乱(紛争)の残留(存)物の除去、教育、そして地元のパートナーとの協力によるトレーニングによって就職の機会を生み出し、また戦乱(紛争)によって破壊されたコミュニティーの再建を援助するところにあります。
MAG は戦乱(紛争)によって残された貧困に対応し、物心両面にわたるさまざまな戦争の残留(存)物を処理するだけでなく、ひとびとへの教育を施します。この目的遂行のためには諸般の方法、つまり雇用の促進、金属探知、地雷原の除去や軍需品の残されている場所の境界画定、探索犬、大型機器、小型および軽量武器の破壊、新テクノロジーその他の手段を採用します。
活動の効果
地雷、不発弾、そして管理の行き届いていない小型武器貯蔵庫の存在は、ひとびとが教育施設、保健施設、水源、耕作地など日常生活に必要なリメ[スへのアクセスを阻みます。それは各コミュニティーの間の交流に支障を生じ、また地元の商業活動を限定します。
さらに、物理的に危険の多い環境は、そのなかで生活し、作業し、成長してゆく人口に死亡や傷害の恐怖をもたらし、物心両面に非常な悪影響を与えます。これらの脅威をとりのぞくことにより、MAGは長期にわたる、かつ持続可狽ネ開発目標の達成を後押しします。
コミュニティーと話し合う
MAGのコミュニティー連絡窓口チームは、リスクにさらされたコミュニティーと密接に働きかけて、紛争の残存物がその生活をどのように脅かしているかを知ります。MAGはこのようにして得た情報をもとに、もっともかなった対応手段を編み出すことが出来ます。
テクニカルスタッフ専門家は、その地形にもっとも適した除去手段を助言しますが、実際の作業がもたらす影響の卵ェは、地元コミュニティー、パートナーであるNGO諸団体、そして地元ならびに国の関係機関等との相互協力のもとに決定されます。
障害を除く
紛争による残存物を除去することによって、緊急援助、メ[シャルサービス、社会的、経済的ポテンシャルを伸ばすための農産商取引活動が改善されます。
MAGは除去された地雷や不発弾の数や、何平方メートルの土地で除去作業が終了したというような数値よりも、私たちの活動がコミュニティーにもっとも大きな利益をもたらす効果が上げられる場所に戦略的に活動を集中させています。これらの障害物を除去することによる結果は下記の通りです。
• 水、住居、そして食料への安全なアクセス
• 人口全体、そして国内避難民、国外からの難民のより安全な移動
• より安全なコミュニティー間の移動ルートの確立により、新たな商取引、または紛争によって途絶していた商業活動の復活の可柏ォ
• 農業開発と耕作が安全に出来る土地
• 住居、学校、保健所その他の社会インフラの建設あるいは再建のための安全な土地の確保。
• 紛争の影響を受けたコミュニティーから、その国の国民をスタッフとして雇用することによる地元経済の活性化。
MAGは一般の方々、政府機関、欧州連合および基金や財団からの寄付により運営されています。MAGは国際赤庶嚠マ員会 (ICRC) 倫理規定署名者であるとともに、英国の慈善会社として登録されています。
